×

CATEGORY

HOME»  ブログ記事一覧»  組立家具について

組立家具について

組立家具について 会社概要 店長日記
  • 件 (全件)
  • 1

KDとは?

■With knockdown furniture?■

 組立家具とは・・・? 
 もちろん読んで字のごとく[組み立てする家具]ですよね! 
 日本で組立家具の代表って言えばもちろんカラーボックス!!
 しかし!みなさんご存知でしたか?カラーボックスって日本で発明(?)
 されて日本以外になかったことを!(一同 え~っ!?)


 そうなんです!実は日本の組立家具と海外にある組立家具では
 その成り立ちや家具をとりまく事情が少しづつ違うようなのです。
 ちょっとだけ長くなりますがそんなところから私の主観を交えて
 ご説明させていただきます!

 

 カラーボックスをルーツとするフラッシュ構造(後から説明しますが簡単に言うと
  中が空洞の板のことです。)を基本とした家具。
  当初は簡易的なものが主流でしたが、カラーボックスに扉が付いたりミニ食器棚に
  なったりするうちにどんどん進化し、現在ではテレビ台や食器棚などリビングや
  ダイニングにおいても見劣りしない家具にまでなりました!
  最近では中国やベトナムなど海外製が主に流通しています。(泣)
 
  日本の組立家具と違いフラッシュ構造の板は使いません。
  木材やボード類をそのまま使うため頑丈です・・・。がものすごく重いです。
  装飾などが凝っているものも多く完成品に近いイメージです。

 釘などを使う事が多くガイドの穴もないため、どちらかというと日曜大工的な製品です。
  さすがDIY発祥の国製といった感じです!
  ちなみに最近は日本であまり流通していないようです。
 
  ヨーロッパというより北欧・・・
  ご存じ「イケア」の家具をイメージして頂ければ良いかと思います。
  「組み立てする家具」というよりは「分解も出来る家具」というイメージで古くから
  完成品と同じレベルで扱われていました。もちろんデザインが秀逸なものばかり!
  最近ではロシアの材料を中国で加工し全世界で売る的なグローバル路線で
  価格的にも手の届く物が多くなりました!というよりすごく安くなりました~~!

  ■組立家具のメリット■

各国の組立家具にそれぞれ特徴はあるのですが
いずれも組立家具のメリットがあるから
支持され
現在に至るわけです。

ここで組立家具に求められる各国共通のメリットを
あえて1つ挙げるとするならばやはり「流通コスト」
ではないかと考えます。

輸送時のコスト低減はもちろん倉庫にストックする
コストなど大幅に低減出来るからなのです。
それを価格に反映し消費者に還元するのです!
 
   

■日本製組立家具(B-roomオリジナル家具)の主な構造について■
 
■フラッシュ構造■

大きく分けて
①中身を構成する芯材(角材)と
②表面から見える表面材の2つの材料で造られます。
まず芯材になる角材をハシゴ状に組んで、その上と
下から表面材を張り合わせて一定の厚みをだし、
1枚の板のように組み合わせたものです。

組立家具ばかりでなく多くの家具に使用されます。

軽量化低価格化はもちろんのこと、
とってもエコな素材なのです。

カラーボックスが「フラッシュ構造」の板の代表格。
みなさん!イメージ出来ましたか?
 
  ■実際のB-room工場を覗いちゃいました♪■


→→→ が芯材です。
これはパーティクルボードの角材です。
ハシゴ状に組む前の段階です。


良い商品になって下さい!
 
もうひとつの主構成材料の表面材です。

貼り合わせる時の寸法に切られたものです。

これはMDFボードです。
 
芯材がハシゴ状に組まれました!

やっと板になるような感じがしてきましね!
 
芯材と表面材を張り合わせる行程です。

芯材にボンドを塗り、表面材と重ねて行きます。

レーザーは芯の入っている位置の確認用です。

かなりの早業です!
 
フラッシュ構造の板の完成です!
 
         ■ハニカムコア■

芯材をハシゴ状に組むことで中身が空洞でも
ほとんどの場合問題ないのですが
キャビネットやローボードの天板などのように
局部的に荷重がかかる恐れのある板には
ハニカムコアと呼ばれる材料を板の空洞部分に
入れてからフラッシュしています。
これで縦方向からの耐荷重を強化しています。
段ボールみたいな素材で、板の厚みや大きさに
よっていろいろなサイズがあります。
ちなにみハニカムとは「ハチの巣」のことだそうな。
 
 

■日本製組立家具(B-roomオリジナル家具)の主な素材について■
■続いてはB-roomオリジナル家具に良くつかわれている材料をご紹介致します!
       ■MDFボード■

B-roomではフラッシュの芯材にも表面材にも使用している主素材です!木材を丸ごと繊維状態まで解繊(溶かす的なイメージ?)し、接着材とともに熱圧&成型したものです。原木の優劣に左右され難く均質で平滑(表面が平ら)なため多くの製品に使われています。
間伐材(間引きされた木材)などが主原料なのでとってもエコなのです!
ちなみにMDFとは medium density fiberboards の略だそうな。


それから画像のMDFボードは工場にあった端材(余った部分)を撮影したものなので角が丸くなっちゃてますが製品には使用しませんのでご安心下さい~。
 
    ■パーティクルボード■

MDFボードが繊維を成型したものに対し、パーティクルボードは木材小片(チップ的なもの)を接着材で固めたもの。MDFボードに比べ均質性、強度、耐水背、表面の平滑で劣ってしまうのですが低コストです。フラッシュ板の芯材に多く使われています。

B-roomでも芯材に多く使用させて頂いてます!

ちなみにパーティクルとは小片、粒子などの意味らしいです。そのまんまじゃん!
 
       ■ 合 板 ■

みなさんもきっと良くご存じの「ベニヤ板」です。単板(原木をかつらむきしたイメージの薄い板)を奇数枚(3、5、7、9枚など)に接着剤で張り合わせたものです。他のボードに比べ、湿気にも強く変形しにくいすぐれたボードです。しかし、原木を選ぶため他のボードより高価です。
森林の保護や原木の減少で最近では使用率も減っています。

ちなみに合板的なものが古代エジプト時代にあったそうな・・・。
 
■お次は表面材で良く使われるも材料です。
 
 ■ プリント紙 ■

表面材(当店ではMDFボードが主流)に貼ってあるのがこの紙のシートです。カタログ通販などで「プリント紙化粧繊維板」と記載されているものがこれなのです。
単に紙と申しましても本当の木目のような凸凹加工を施したものや強化コーティングしたものなど様々な種類があります。また
紙と同じく塩ビを貼ったものを「塩ビ化粧繊維板」、ポリエステル樹脂を塗布したものを「ポリエステル化粧繊維板」と言います。
 
 ■ 塩ビテープ ■

フラッシュ板の小口部分にこの塩ビテープを張っています。テープ状の塩ビを接着剤で板の小口に貼っていきます。色柄や厚みなど様々なものがあります。
 
 ■ 成形脚付きエッジ ■

使われる場所は塩ビテープと同じ フラッシュ板の小口部分です。こちらは成形品なのでいろいろな形の物が数多くある為、天板の前などアクセントをつけたいところなどに多く使われております。
 

■日本製組立家具(B-roomオリジナル家具)の主な素材について■
 



B-roomの商品は段ボールで梱包されています。
輸送の際に中のパーツが動かないよう固定する
必要があるのですが、当店はよく使われている
発砲スチロールなどの緩衝材は使用せず
PPバンドで固定しております。
余計なゴミを出さないエコな工夫なのです。
 



段ボールにもこだわりがあります。
一般には画像上のシングルカートンの段ボールが
多く使用されておりますが、当店では画像下の
ダブルカートンしか使用しておりません!
お客様に傷のない商品を
お届けするためのこだわりなのです!

2011-10-07 09:52:00

折りたたむ

組立のプチアドバイス

   
【組立準備編】  
まず、とても大切なのが場所の確保です!

組み立てる家具にもよりますが3畳程のスペースがあればより安全で快適&効率的です。
そして場所の確保でもっとも重要なのが

「家具を設置する近くで組み立てる事!」です。
せっかく組み立てたのに
「家具が設置したい部屋に入らない~!」という事にならないように、組立した後、家具をどのように移動&設置するのか?事前にイメージして下さい。
 
組立前にはなかなか気付きにくいのですが
フロアーに傷がつかないように

レジャーマットなどを敷しておくと便利です!

あとの掃除も楽になりますよね♪
 
ようやく商品の登場です!
念のため運送会社さんから商品を受け取る時に
傷が無いか確認して下さい。

万が一、中のパーツが傷んでいると思われる場合は
受け取らず当店までご連絡下さい。

代替品の発送、返金、パーツ交換など状況に応じて
対応させて頂きます。
   
ちなみに中はこんな感じになっています。

ここからは組立説明図をよ~くご覧頂きながら組立を
進めて頂ければ完成です!
【組立のコツ】
・組立の前に全部品の確認をすること。
・組立の前に全ての行程に目を通すこと。
・完成のイメージをもって組立を進めること。

・時間に余裕のある時に作業すること。
以上4点、私には出来てない事ばかり・・・です
 
【組立編】
ここからはいよいよ実際の組立です。
組立説明図に記載されていないちょっとしたコツをお教えいたしま~す!
 
【1 ビスの差し込み】

組立家具の基本。ビスのねじ込みについてです。

ビスはハンドドライバーでねじ込むものですが
その前にキチンとガイドの穴にビスを挿入して下さい。

ガイド穴以外のところにビスをねじ込むと
板が割れることがあるんです!
 
ビスをガイド穴にしっかり挿入した後は軽く指でねじ込み、あたりを付けて置きましょう!

そうする事でドライバーでねじ込む際に安定するんです。
 
【2 バックボード溝のズレの対処法】

お次はバックボードを差し入れる時、バックボードを
差し込む溝がずれて入らないことが稀にあります。

これはビスを打ち込む時の力のかかり具合などが
原因なですが、対処方法があるのです!
   
方法は簡単!
出っ張った板をゴムハンマーなどでかる~く叩いて下さい。
   
ズレが解消されてキチンと収まります!
   
   
   
【3 木ダボとボンドの量】

あまり馴染みのない部品かもしれませんが
組立家具にはよく使われる部品です。

木ダボは板パーツの小口部分に差し込んで
板と板の接合に使われます。
   
木ダボを差し込む穴にボンドを入れるのですが
   
穴の3分の1くらいを目安にボンドを入れて下さい。
   
木ダボを打ち込んだ時に少しはみ出すくらいが
ちょうど良い量です。

木ダボを打ち込む時はボンドが飛び散らないように
様子を見ながら叩きこんで下さい。
   
   
   

2011-09-30 17:47:00

コメント(0)   |  トラックバック (0)

折りたたむ

組立の前に(道具編)

 
■組立家具を組み立てる前に
   道具選びからご案内致します。■


まずは必須のハンドドライバー。
出来るだけキチンとしたもので、持ち手が丸いものがおススメです。ビスをねじ込む時に手が痛くなるのを緩和してくれます。

先端のサイズは「+2」の大きさのものが組立家具にピッタりサイズです。
 
出来れば電動ドリルドライバーがあると飛躍的に組立時間が短縮出来ます。
組立でビスをねじ込む際、既にガイド穴が空いているのでインパクトドライバーや高価な電動ドリルドライバーでなくても大丈夫です。

扉の調整などの繊細な作業には電動ドリルドライバーが不向きな場合もあります。
 
あまりなじみが無いかもしれませんが、あると本当に便利な「ゴムハンマー」です。
木ダボという部品を打ち込んだり本体の組立の際などに使用します。
ホームセンターなどで販売しているほか最近では100円ショップなどでも見かけるようになりました。
 
「ゴムハンマー」が無い場合はハンマーを代用します。ハンマーで叩くときには雑誌などを緩衝材として使います。


ちなみに画像のハンマーは当店スタッフ愛用のハンマーで購入後34年間活躍しております・・・。
 
「ここ重要です!」

ゴムハンマーやハンマーをご使用の際は
ご注意下さいませ!

組立家具の板パーツはハシゴ状に組んだ芯材と薄い板の表面材を張り合わせたものです。




右画像の板の場合、ピンク色に示されたところが空洞部分になるため、その部分を直接ゴムハンマーやハンマーで叩くと板が割れてしまうことがあります。

指で板を少し強めに押して頂いて芯材の位置を確認してから
ゴムハンマーやハンマーを使う作業に入って下さい
 
最後に組立時にあれば大助かりのアイテム

レジャーマットです!

レジャーマットを敷いた上で組立すればフロアーを傷付ける心配もありませんし、組立後のお掃除も簡単になります!
是非お試しください!

 
 
 

2011-09-29 19:56:00

折りたたむ

  • 件 (全件)
  • 1
送料・代引手数料 送料・代引手数料

CONTENTS

CATEGORY